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アレルギーとは、本来危険ではない異物に対して過剰に免疫反応が起こる病気です。
例えば、花粉症であれば、スギなどのアレルゲンを感知した時に、鼻水やくしゃみで体内への侵入を防ごうとしたり、鼻の粘膜を腫れさせて鼻を詰まらせ、花粉が鼻の奥まで入らないようにしたりする反応が起こります。
人間の体には、細菌やウィルス、寄生虫などの異物などから身を守るため「免疫」という仕組みが備わっています。
「ウイルスから身を守るためには免疫力を上げることが大切」といわれるのはこのためです。
この免疫の働きが、環境やライフサイクルの変化などが引き金となって過剰になり害のないものまで攻撃してしまうと、発疹、くしゃみ、咳などの症状が起こります。
これを、アレルギー反応といいます。
まずはご自身の持っているアレルギーの原因を知って、なるべく原因物質に触れないことが大切です。
花粉を吸わないこと、そして家に持ち込まないように注意しましょう。
特に春や秋は花粉の飛散が多くなるシーズンのため外出時にはマスクを着用する、ニット系の衣服は花粉が付着しやすいので避ける、家に入る前には髪の毛や衣服についた花粉を払う、帰宅後はすぐに手洗いうがい、シャワーを浴びるなどの対策が有効です。
ホコリやダニがつきやすいソファやカーペットなどは重点的に掃除し、布団のカバーをこまめに取り換える。
敷布団は天日干しをするなどこまめな掃除を心がけましょう。
また、掃除をするときはホコリが空気中に舞い上がるので、マスクを付けておくと良いでしょう。
日常生活の中で少し気をつけることで、アレルギー症状を緩和することもできます。
薬だけに頼らず、まずはできることからアレルギー対策を心がけましょう。
薬物療法とアレルゲン免疫療法の2つの方法があります。
薬物療法は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状を、薬を使ってやわらげたり抑えたりします。
アレルギーの原因(アレルゲン)を問わずに治療できます。
症状のある部位(鼻や眼)に合わせて薬が選択できます。
効き目が早く現れます。
アレルゲン免疫療法はアレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、長期にわたって症状をおさえたり、症状をやわらげたりできます。