鈴木眼科クリニックは南北線 南平岸駅から徒歩5分に位置しています。白内障、緑内障。ドライアイ、遠視・近視、コンタクトレンズ検査など平岸におけるかかりつけ医として幅広く診療しています。

色覚検査

色覚異常の原因

色覚異常の方の見え方は、色のない「白黒の世界」ではありません。
色は見えますが、その組み合わせによって「見分けがつきにくい」状態です。
例えば「赤と緑」「ピンクと水色」「赤と黒」などです。
生活の中で良くある例としては「ピンクと水色の歯ブラシを取り違える」「焼肉の生焼けと焼けたものの区別がつかない」などがあります。
識別能力の程度は個人差が大きく、それを正確に特定したり再現したりするのは困難と言われています。

色覚異常の特徴と対策

色覚異常が強度であっても、基本的に日常生活に支障はありません。
ただし、薄暗いところ、見るものの面積が小さい時、瞬時の判断を必要とする場合、鮮やかさの低い中間色などは色を間違うことがあり、学校や職場で失敗したり誤解を生じる場合があります。
色の誤認を回避する原則は、色で見分けないことです。
明暗、物の名前や形、文字、材質の違いなどの情報で見分けるようにしましょう。

色覚異常の検査

色覚異常は日本人男性の20人に1人、すなわちクラスに1人はいる計算になります。
2003年までは小学4年生全員が検査をしていましたが、差別につながったり、色覚異常があってもなくても基本的に学校生活に支障は生じないとされて中止となった経緯がありますが、色覚異常があることを知らないことで様々な問題が生じることになりました。
たとえば、人と見え方が違うことで友達と喧嘩になったり、色覚異常であると就くことが難しい一部の職業(警察官やパイロットなど)を目指していたにも関わらず、大きくなってから色覚異常を知ったためその夢を断念せざるを得なくなってしまったというケースです。
そのため、2016年からは任意での色覚検査が再開されましたが、任意ということもあり、検査を受けない方も多いようです。

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